用語集
税効果会計
企業会計における資産・負債の認識と法人税上の認識が異なるものについて、法人税等の金額を適切に配分することを税効果会計といいます。
精査(Testing all items in a population)
取引種類又は勘定残高を構成している項目の母集団全体(又は当該 母集団における階層)について、そのすべての項目を抽出して監査手続を実施することをいいます。
清算
会社法上、清算とは、会社が解散となった場合(かつ破産手続が終了していない場合)に進められる手続きをいい、会社の事業の終了、債権取立て・債務弁済、残余財産の株主への残余財産分配等があります。なお、清算中の株式会社は清算株式会社と呼ばれ、清算手続の完了をもって株式会社は消滅(法人格が消滅)します。
清算貸借対照表
企業の清算を前提として作成する貸借対照表です。
生産高比例法
生産高比例法とは、総利用時間が物理的に確定できる飛行機や鉱業用機械などに適用され、見積総生産高を基準に計算する減価償却の方法です。
脆弱性(Vulnerability)
情報セキュリティ上、通常、脆弱性とは、システム、ネットワーク、アプリケーション、または関連するプロトコルのセキュリティを損なうような、予定外の望まないイベントにつながる可能性がある弱点の存在、設計もしくは実装のエラーのことをいいます。セキュリティホール(Security hole)と呼ばれることもあります。
精神的独立性
職業的専門家としての判断を危うくする影響を受けることなく、結論を表明できる精神状態を保ち、誠実に行動し、公正性と職業的懐疑心を堅持できることをいいます。
セータ
オプションのリスク指標のひとつで、時間変化に対するオプション価格の変化額を表します。セータ(θ)=オプション価格の変化額/残存日数の減少で、オプションの価値は時間の経過とともに減少しますが、セータの値が大きくなるほど、1日経過したときのオプション価格の減少が大きくなります。
責任限定契約
責任限定契約とは、株式会社の社外取締役、会計参与、社外監査役、会計監査人の責任を限定する契約のことをいいます。定款の定めにより、これらの者が善意でかつ重大な過失が無い場合の責任を予め定めた額の範囲内とすることができます。
セグメント情報
事業の種類別、所在地別及び海外売上高に分けられた財務情報のことをセグメント情報といい、有価証券報告書上、連結財務諸表を作成しているときは、利益関係者が企業集団の過去の業績などを正しく判断するためにセグメント情報を開示する義務があります。
積極的確認(Positive confirmation request)
確認回答者が、確認依頼の情報に同意するか、又は不同意かを示したり、依頼された情報を提供することにより、監査人に直接回答する方法をいいます。
善管注意義務
善管注意義務とは、善良な管理者の注意をもって、その職務を行う義務のことをいいます。会社法上は、「業務を執行する社員は、善良な管理者の注意をもって、その職務を行う義務を負う」と定め、法令及び定款の遵守、業務執行の状況報告義務について定めています。
全般統制(General IT controls)
全般統制は、多くのアプリケーションに関係する方針及び手続であ り、業務処理統制が有効に機能することを支えるものです。全般統制は、メインフレーム、サーバ、及びエンドユーザーコンピ ューティング等どのような環境に対しても適用されます。