主な執筆・寄稿記事


「行動規範を活用した不正リスクマネジメント」
ITや規則では防げない不正リスクを考慮して

  主な執筆近年、企業が関与した不正・不祥事が表面化する事例が増加しています。例えば食品業界を例に取ってみても、表示上に係るものから、品質そのものに係るものまで、様々です。企業は存立基盤を社会に依存している以上、社会で定められたルールを遵守して行動すべきは至極当然のことです。これらに反した行動をとった場合には、それまでに築き上げた「評判」や「信用」は、一瞬にしてくずれ市場からの退場を余儀なくされます。 市場からの「評判」や「信用」を維持するために、企業倫理や従業員の行動規範に注力する企業が年々増加しています。なぜならば、企業倫理・行動規範等(以下、「行動規範」という。)の確立と適切な運用は、企業行動の中から不正・不祥事を抑制する効果があると認識され、実践されているからです。そこで、本稿では、不正・不祥事の予防に対する行動規範の確立と適切な運用のための体制構築に関する対応策を説明します。また、行動規範の不徹底による不正・不祥事の発生事例等を紹介します。

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内容

  1. 行動規範とは
  2. 不正・不祥事を防止するための行動規範の必要性
  3. 行動規範の応用
  4. さいごに

執筆者

公認会計士/公認不正検査士 松澤 公貴


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